ランクル マフラー交換と車検:加速騒音・近接騒音 違いと基準

2015.1.4更新

ランクルをカスタムしよう!と思ったらどんなパーツを想像しますでしょうか??
カスタムの中でも定番商品と言えばマフラー交換も定番中の定番!!

と言っても最近はご近所の目も気になるから静かなマフラーの方が・・・
という声も多いので現在flexdreamオリジナルマフラーは静か目なマフラーをラインナップしています。
そんなマフラーのラインナップ一覧は後日紹介するとして・・・

今回はランクル70再販モデル用のガナドールマフラーが間もなく発売!という事で、改めてマフラーを交換する際の保安基準(車検に通るかどうか)について改めて簡単に紹介したいと思います♪♪

マフラーの騒音に関する規制が変わりました

ご存知の方も多いかもしれませんが、マフラーの騒音に関する保安基準が改正されました。カナリ厳しい基準となっている為、今後は様々なマフラーから選ぶ、という事が難しくなってきそうです・・・

平成22年(2010年)4月1日以降に生産された車両が対象

下記の2項目に関しては、平成22年4月1日以降に生産された車両が対象となります。
ランクルで言うと200系前期・100系・80系・60系…などは一切関係ありません。
(今まで通りの規制のまま、近接騒音のみです)

ランクル200の場合、平成21年(2009年)4月からURJ202Wにマイナーチェンジがあり、エンジンが1URの4600cc V8となりました。
同じエンジンの車であっても対象の車と対象ではない車が混在します。

  • 平成21年(2009年)4月〜平成22年(2010年)4月までは上記の加速騒音試験などは不要
  • 平成22年(2010年)4月以降に生産された車両は上記の加速騒音試験が必要

となります。

1.加速走行騒音防止性能の義務付け
【今までは近接騒音防止のみ(新車を除く)】

今までももちろんマフラーの騒音に関しては基準がありました。
マフラーの騒音基準は今までは近接騒音
今回追加された騒音基準は加速騒音

【近接騒音の測り方】

近接騒音とはこの様に計測した場合の音量です。

  1. 車両・マフラー共に温まった状態にする
  2. 停車して、ギアをN(ニュートラル)にする
  3. エンジンを5秒位空ぶかし
    (最高出力回転数のおよそ75%位回す)
  4. パッとアクセルを離した際の最高音量を測る

といった感じです。
計測機械はマフラーから45℃ずらして0.5m離したところで計測します。
この時の数値が96〜107デシベル以下(年式や用途等により異なります)でないといけません。
この近接騒音は今までもこれからも変わりません。

【加速騒音とは】

新車登録規制時には今までもあった加速騒音。
新車時は加速騒音も規制していたにもかかわらず、その後カスタムした場合はOK。
という法律になっていました。
それが今回、カスタムした場合も「加速騒音試験が必要」という事になったのです。

そもそも騒音とは車が走っている時の音ですよね。
空ぶかしした時の音より、荷物を積んで走っている時や加速中など、負荷がかかっている時の方が騒音は増します。この時の騒音も規制しよう!というのが加速騒音規制です。

【加速騒音の測り方】

加速騒音は読んで字の通り、実際に走行中に出ている騒音を測ります。
四輪車の場合は時速50km/hの速度までフル加速した時の騒音を計測します。

【加速騒音適合とは?】

それでは実際に車検を通そうとした際に加速騒音に適合しているかどうかはどう判断するのか?といいますと・・・
実際の車検場では計測しません。

  1. 日本に数か所ある試験場で事前に計測
  2. 検査適合のプレートをマフラーに取付

車検時にはこのプレートを確認します。
同じマフラーであったとしても、このプレートが無いと車検に通りません。

【カスタム用マフラーの加速騒音】

それでは間もなく発売のガナドールなどのアフターカスタム用品の場合はどうなの?という所ですが・・・

“マフラーメーカーが加速騒音試験を取ってプレートが付いてきます”

まあ、当然でしょ!?
と思う方も多いかもしれませんが、これが結構大変なんです。

  • エンジン・型式が違ったらマフラーの形状が同じでも加速騒音試験はやり直し!
  • オートマ・マニュアルでも試験が異なるのでやり直し!

なので、ピンポイントで「この車用です」という加速騒音レポートをそれぞれ取らないといけないので、マフラーメーカーさんは大変でしょう・・・

という事で、今後は売れ行きが見込めにくい車種のカスタム用マフラーはラインナップが少なくなると思われます。(現在既にそんな雰囲気がとても強いです)

【加速騒音未試験のマフラーを付けたい場合】

この場合はどんなに静かなマフラーであっても車検に通りません。
その場合はそのマフラーを付けた状態で加速騒音試験を受ければOKです。
と言っても加速騒音の費用はもう一本、良いマフラーが買える位かかります・・・

2.騒音低減機構(サイレンサー)を容易に除去することができる構造の禁止

爆音のマフラーなどで良く見かける「出口に簡易的に付けるサイレンサー」がダメになります。
と言っても、上記の「加速騒音試験」をパスしているマフラーでないと車検が通りませんので、こちらの項目は事実上必要ないかと思います・・・
(加速騒音試験をパスしているマフラーに簡易的に取り付けるサイレンサーは必要ないかと…)
※こちらもランクル100・80・60など旧モデルには関係ありません※

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