オルタネーター/ダイナモとは??ダメになると??

2013.6.12更新

オルタネーターとダイナモの違い

オルタネーターとは発電機のこと。
ダイナモも発電機のことです。

まず最近の車はオルタネーターがほとんどだと思います。
発電機の中にICが入っていて、
「よし今頑張って発電しなさい!!」とか、「今はそんなに頑張らなくていいよ」
など、発電機一つでそこまでの役割をしているもの。
これをオルタネーターと呼びます。

古い車の場合、発電機とは別にボルテージレギュレーターというパーツがあり、
「よし今頑張って発電しなさい!!」とか、「今はそんなに頑張らなくていいよ」
という指示はこのボルテージレギュレーターが指示を出します。
こっちがダイナモです。

ランクルの場合、FJ60V・FJ61V・FJ62Vまではダイナモ。
FJ62Gはオルタネーターを使用しています。

FJ62Vでとても大きな電力(オーディオカスタムなど)を必要とするときは、
加工して容量UPしたオルタネーターに変更することも可能です。
詳しくはランクル専門店までお問い合わせください。

オルタネーター/ダイナモがダメになると??

自動車は実は走行中は発電した電力だけで走れるといっても過言ではないのです。
エンジンがかかった後は、ヘッドライトを付けた瞬間や急発進時など、
電力が足りなくなった時だけバッテリーの電力を使用します。

発電機が正常な場合、エンジンがかかっている間、発電しながら走るため、
バッテリーの残量はそのままほとんど変わりません。

オルタネーターがダメになると(発電しなくなると)、
バッテリーの残りの電気だけで車を走らせることになります。

要するに、バッテリーの電力が無くなった時点で、エンジンが止まってしまいます。

場合にもよりますが、発電がされなくなると警告灯が点灯します。
(大体どの車もバッテリーマークやバ電圧系周辺の警告灯が点灯)
※ランクル60(FJ6G)の場合、電圧計マーク・AT油温警告灯が共に点灯します。

万一点灯した場合は、なるべく電力を使わないように走行し、
なるべく早く安全な所に停めて下さい。
状況により異なりますが、半日位運転したら止まってしまうことが多いです。

オルタネーター/ダイナモがダメかの判断

上で書いたように、オルタネーターが正常な場合、車はバッテリーが無くてもある程度走れます。
正確にはテスターでチェックすることが大切ですが、
手軽に自分でオルタネーターがダメかどうかの判断をするには・・・

エンジンをかけた状態で、バッテリーのマイナス端子を外してみて下さい。
エンジンが止まってしまったら発電していません。
ただし、エンジンが止まればオルタネーターがダメなことは間違いありませんが、
止まらなかったから正常であるということではありませんのでご注意ください。
正確にはテスターが必要です。

(注)バッテリーを扱う際はショートに十分に気をつけて行ってください。