200系ハイエース モデルチェンジ(マイナー 5型)間近!?最新情報です!

2017.3.3更新

ハイエース 「フルモデルチェンジ300系」と「200系マイナーチェンジモデル“5型”」について改めて…

トヨタ_ヨーロッパ_プロエース_ヴァーソ_ワゴンタイプ
画像:トヨタ プロエース ヴァーソ(VERSO) toyota-europe.comより引用
ユーロ圏では日本未発売の「プロエース」、その乗用車版(VERSOヴァーソ)が既に販売されています。
次期 新型ハイエース300系のデザインとして一番近いと言われていますが…。
ハイエースのモデルチェンジに関してキーワードになるのが“衝突安全基準”。
世界戦略車「ハイエース」の次期モデルは安全基準を世界基準にする必要があります。
もしもの場合の車内外に対してどれだけ衝撃を吸収できるか?とういう課題をクリアするには長いボンネット(クラッシャブルゾーン)を持たない現行の200系ハイエースでは不可能に近いでしょう。
今日、日本国内においても“安全性”への注目、需要は高まっており、国土交通省より義務付けられている「横滑り防止装置」の装着(新車登録時)は年々その対象車種を拡大しています。ハイエースも昨年2016年の6月に標準装備となりました。
そんな時代背景の中でモデルチェンジを控えている時期ハイエース。
ヨーロッパで販売されている「プロエース」(PSAプジョーシトロエンでもOEM供給版アリ)が すでに一定の安全基準をクリアしているという事実。(トヨタ セーフティセンス:予防安全装置も装着しています。)またライバル車達もボンネットタイプ…。
次期ハイエースのデザインがボンネットタイプになるのは避けられないでしょう。
そこで気になるのはボンネットタイプだとハイエース最大の特徴でもある積載能力が低下してしまうのでは?ということですよね?

プロエースのボディサイズのバリエーション

トヨタ_ヨーロッパ_プロエース_ボディバリエーション
画像:トヨタ プロエース ボディサイズ比較 toyota-europe.comより引用
参考にプロエースのボディサイズをご紹介。
プロエースにはコンパクト、ミディアム、ロングと3種類の全長設定があります。
200系ハイエースと比較した場合同じボディサイズならボンネットの分 室内長が短くなってしまうのは当然ですが、ロングボディならその分を補えそうですよね!
しかし…。
トヨタ_ヨーロッパ_プロエース_9人乗り_インテリア_左ハンドル
画像:プロエース 9人乗り toyota-europe.comより引用
プロエース(ミディアム)9人乗りの室内画像です。実車を見てみないと分からない部分もありますが…。
200系ハイエースの標準ボディは4ナンバー(小型貨物車)サイズギリギリで作られている所も人気の理由の一つ。その全長は4.7メートルです。プロエースのロングと運転席、助手席以降の荷室の長さを比較すると…
ハイエース標準ボディの荷室長:3,000ミリ
プロエース ロングボディの荷室長:2,862ミリ
荷室長でハイエースの標準ボディに劣ってしまうプロエースのロング。その全長はなんと5.3メートル…
現実的には日本向きではありません…。(もちろん4ナンバーサイズでもありません。)
ちなみに、それでもハイエースの標準ボディより全長は長いですが、プロエースのミディアムボディ (全長4.95メートル)の荷室長は2,512ミリです。
いかにキャブオーバータイプの200系ハイエースが効率的なデザインかが分かります。
安全性を取るか?荷室の広さ(空間の効率)を取るか?悩ましいところですね。
現実的にはこの積載能力が必要でハイエースを選ばれている方も大勢いらっしゃると思います。
トヨタがこの部分の需要をどう新型へ誘導するのか?大変興味があります。

マイナーチェンジ「5型」の発売は秒読みとの情報が入っています!

200系_ハイエース_フロントリップスポイラー_イメージ
※画像はイメージです。
メーカー系某ブランドにて200系ハイエース5型用のエアロを開発しているとの情報が入って来ました!!!
これはもうほぼ5型へのマイナーチェンジは間近!確実!と見て良いと思われます!

ただ…安全装置の付加などで(←良い事ですが)車両本体価格の上昇は避けられないかも知れません!
4型と呼ばれる現行モデルの2,000ccガソリン標準ボディのスーパーGLの車両本体価格は264万円(税抜き)
デビュー当初の平成16年式の同スーパーGLの車両本体価格は234万円(税抜き)
その差は約30万円!
200系ハイエースはマイナーチェンジをするたびに車輌本体の価格が上昇してきています。
5型でも安全装置の付加で価格が上がる事は大いにあり得ると思います。
今年2017年は東京モータショーの開催年!今秋10月27日から11月5日の日程で開催されます。
以前もお伝えした通り新型ハイエース300系の発売は2019年との情報があります。東京モーターショーではプロトモデルの発表に至るか、至らないか?と言ったところでしょうか?
マイナーチェンジする200系ハイエース5型はそれ以前の9月頃には発表されているかも知れません!

「プロエース」の日本導入もあるか?

ご記憶のある方もいらっしゃると思いますが、以前にもハイエースレジアス、グランドハイエースと言ったワゴンタイプをハイエースの名を冠して従来の100系と併売していた過去があります。今回も同じようなモデルチェンジの経緯をたどる事も十分に考えられます。プロエースVERSOをハイエースの名で乗用のワゴンとしてラインナップ、200系をマイナーチェンジしながら併売…市場動向を見ながら晴れて2019年にフルモデルチェンジ!プロエースVERSOはフェードアウト!という線もあり得なくはないですが…。
プロエースの日本導入の情報は入手していません。
以前と状況が異なるのは大型の乗用ワゴンアルファード/ヴェルファイアが存在している事でしょうか?
トヨタとしてラインナップにボンネットタイプのハイエースワゴンが必要か?という事ですね。
全ては未定、予想の域を出ない話ですので、この通りになるという記事ではありません。ご了承ください。
とは言え、全く根も葉もない事を記事にはしていません。信頼に値する場所からの情報をお伝えしています!

ハイエース モデルチェンジ予想についてはコチラでも詳しく考察しています。
次期ハイエース300系新型フルモデルチェンジは2019年発売へ:200系5型マイナーも!?
日本国内だけでも安全基準などの法改正、燃費、環境への影響の違いによる税制など自動車を取り巻く環境は時代と共に変化しますが、モデルサイクルが長く、世界で活躍が期待されるハイエースの様な車種は更に諸外国の事情まで加味しなければならず、なかなか簡単には行かないのだと察します。
多少荷室が狭くなっても、荷物の積み方は工夫するので…「カッコいい」ハイエースが誕生することを個人的に願っています!(笑)
プロエースはチョッと…(←あくまでもブログ担当の個人的な独り言ですよ。)
参考・画像引用 https://www.toyota-europe.com